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西指宿中学校

本校は,昭和40年に旧今和泉中学校と旧池田中学校の両校を統合し,西指宿中学校として現在地に開校した。本校区は,指宿市の北西部に位置し,今和泉海岸・漁港一帯及びその内陸部から観光地として知られる池田湖にかけての農村地帯を有する農業及び漁業を中心とした地域であり,緑に囲まれた学校である。保護者は,教育熱心で学校教育に理解があり協力的である。また,PTA活動をはじめ地域活動にも積極的である。

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2022年4月18日 (月)

職員研修(リスクマネジメント研修)がありました。

本日の放課後を使って指宿消防署の職員の方2名をお招きして

リスクマネジメント研修を行いました。

本日の流れは

①傷病者の移動

②骨折時の固定

③けいれん(てんかんを含む)の観察ポイント

④過換気症候群の観察ポイント

⑤嘔吐時の処置

⑥出血時の処置

⑦携帯からの通報時のポイント

の7項目の流れでの研修でした。

①傷病者の移動について

1名で移動する場合

P4180487

寝た状態から起き上がらせています。

この方法で起き上がらせると,体重差があっても

スムーズに行えるとのことでした。

基本的には1人で動かすのは大変なため,応援を

呼ぶことが望ましいとのことでした。

P4180495

2人での移動の実演を行ってもらいました。

こうすることで,傷病者を引きずることなく

また,移動をする人も楽に移動ができるとのことでした。

②骨折時の固定について

P4180498

家や学校にあるもの(ほうきや傘,新聞紙など)での固定

を学びました。三角巾はとても万能につかえるなと感じたところです。

骨が折れると近くにある血管を傷つけてしまう事があります。

その際,内部で出血がおきてしまい大きい血管(動脈)を傷つけてしまうと

1000ccもの出血がおき,ショック状態を起こしてしまうそう。

骨折の固定の意義が良く分かりました。

③けいれん(てんかんを含む)の観察ポイント

どれだけの時間けいれんがあったかをしっかりと

把握しておき,状態観察を行うよう話がありました。

④過換気症候群(過呼吸)の観察ポイント

ストレスや精神的なものから来ることが多いため,

前後の様子をしっかりと把握し,落ち着く言葉かけを

行うようにとのことでした。

⑤嘔吐時の処置

意識のある場合はすべて吐かせる。

意識のない場合は回復体位をとり,口の中にある

嘔吐物を手袋等をした手でかきだしてあげるとのこと。

P4180503↑回復体位

⑥出血時の処置

静脈からの出血は直接圧迫止血を

動脈からの出血は関節圧迫止血を(関節圧迫は出血部位から心臓に近い

ところを縛る)

⑦携帯からの通報時のポイント

GPSをオンにして,通報するとよいとのこと。オンにすると

2~3m以内に絞られるとの話がありました。また,通報時

ハンズフリーにして話をすることで,より指示を聞くことが

できるとの事でした。

生徒や職員を守るために,必須な研修でした。

まずは,事故・ケガを起こさない予防を行いながら,

起きた時にスムーズに対応できるようにしていきたいと

感じたところでした。