職員研修(リスクマネジメント研修)がありました。
本日の放課後を使って指宿消防署の職員の方2名をお招きして
リスクマネジメント研修を行いました。
本日の流れは
①傷病者の移動
②骨折時の固定
③けいれん(てんかんを含む)の観察ポイント
④過換気症候群の観察ポイント
⑤嘔吐時の処置
⑥出血時の処置
⑦携帯からの通報時のポイント
の7項目の流れでの研修でした。
①傷病者の移動について
1名で移動する場合
寝た状態から起き上がらせています。
この方法で起き上がらせると,体重差があっても
スムーズに行えるとのことでした。
基本的には1人で動かすのは大変なため,応援を
呼ぶことが望ましいとのことでした。
2人での移動の実演を行ってもらいました。
こうすることで,傷病者を引きずることなく
また,移動をする人も楽に移動ができるとのことでした。
②骨折時の固定について
家や学校にあるもの(ほうきや傘,新聞紙など)での固定
を学びました。三角巾はとても万能につかえるなと感じたところです。
骨が折れると近くにある血管を傷つけてしまう事があります。
その際,内部で出血がおきてしまい大きい血管(動脈)を傷つけてしまうと
1000ccもの出血がおき,ショック状態を起こしてしまうそう。
骨折の固定の意義が良く分かりました。
③けいれん(てんかんを含む)の観察ポイント
どれだけの時間けいれんがあったかをしっかりと
把握しておき,状態観察を行うよう話がありました。
④過換気症候群(過呼吸)の観察ポイント
ストレスや精神的なものから来ることが多いため,
前後の様子をしっかりと把握し,落ち着く言葉かけを
行うようにとのことでした。
⑤嘔吐時の処置
意識のある場合はすべて吐かせる。
意識のない場合は回復体位をとり,口の中にある
嘔吐物を手袋等をした手でかきだしてあげるとのこと。
↑回復体位
⑥出血時の処置
静脈からの出血は直接圧迫止血を
動脈からの出血は関節圧迫止血を(関節圧迫は出血部位から心臓に近い
ところを縛る)
⑦携帯からの通報時のポイント
GPSをオンにして,通報するとよいとのこと。オンにすると
2~3m以内に絞られるとの話がありました。また,通報時
ハンズフリーにして話をすることで,より指示を聞くことが
できるとの事でした。
生徒や職員を守るために,必須な研修でした。
まずは,事故・ケガを起こさない予防を行いながら,
起きた時にスムーズに対応できるようにしていきたいと
感じたところでした。